骨転移の痛みを和らげる
がんの骨転移の痛みを和らげるために
メタストロン注(ストロンチウム-89)による治療について
特徴
- この薬はがんの骨転移による骨の痛みをやわらげるための注射用の薬で治療に適した放射線が放出されます。
- 注射されると骨の成分であるカルシウムと同じように骨に運ばれ、転移部分に長くとどまりその部位に放射線があたることにより痛みが和らぐと考えられています。
- 薬が効いた患者さんにおいては通常注射の1~2週間後から痛みがやわらぎます。
- この薬は骨転移の痛みを和らげることを目的にしており、がんや転移そのものの治療目的ではないことをあらかじめご理解ください。
副作用
- 放射線によって赤血球や白血球が減少することがあります。定期的な検査が必要です。
- 5~10%の患者さんは2~3日後に一時的に痛みが増すこともあります。他の痛みどめの薬で対応します。
ご相談・お問い合わせ
当院ではがんの痛みに対応する緩和ケアの学習も続けておりますが、つらい思いをしている患者さんがおられましたら是非ご相談ください。
ご相談窓口
地域医療連携課
TEL:0267-22-1070